わたしのバブル崩壊後の株式投資

1987年から1991年にかけては、数ヶ月ごとに売却益が平均して40万円~50万円という状況が続きました。日経平均がピークをつけた1989年12月以降もしばらくは、この状況が続きました。しかし、1995年くらいから歯車が逆回転し始めました。購入した株は、下がる一方でしたので、いつかは反転するだろうという希望的予測で、ずっと保有し続けました。結果として、塩漬け期間が長くなっただけで、回復することはありませんでした。一例を挙げますと、1995年に購入した三井金属80万円は、20年後の2015年になっても回復することはなく、20万円台で売却しました。他の株式も同じような状況でした。この経験で学んだことは、個別株式を購入した場合は、いくら長期保有し続けても、購入したタイミングによっては回復しないということです。30年、40年経っても回復しないかもしれません。結局、バブル期に稼いだ株式投資の収益は、バブル崩壊後の長い低迷に合わせるようにすべて吐き出すことになりました。わたしがバブル期にやっていたことは、デイトレーダーと何ら変わることのない投機だったと気がつきました。その頃は、それが投資と思い込んでいました。