日銀の長期金利1%容認を受けてベターな金融商品
7月27日、28日の日銀の金融政策決定会合により、長期金利は1%まで容認されました。このことにより、固定金利の住宅ローンは、長期金利に連動しますので、上がる方向になると思います。それでは、金融商品へは、どのような影響があるでしょうか。直に影響を受けるのは、「個人向け国際変動10年」です。市場長期金利の動向により、半年ごとに利率が見直されるからです。最も最低0.05%が保証されており、10年物国債の市場利回りがマイナス金利のときでも、「個人向け国際変動10年」は0.05%がついていました。それに対し、ゆうちょ銀行や民間銀行の定期預金金利は、0.002%でした。どれほど、「個人向け国際変動10年」が優れた金融商品であるかがおわかりいただけると思います。現在、市場金利の上昇に伴い、「個人向け国際変動10年」の金利は、0.33%になっています。現時点の民間銀行の定期預金で一番高いものでも、SBI新生銀行の0.3%です。しかも、預入期間が1年限りの定期預金です。メガバンクは、いまだに0.002%が中心です。今後、市場金利が1%に達した場合は、「個人向け国際変動10年」は、市場金利の3分の2ついていく仕組みになっていますので、0.6%の半ばになると思います。元本が保証され、市場金利の上昇にも3分の2ついていける「個人向け国際変動10年」は、今の元本保証の金融商品の中では、ベターな金融商品であるといえるのではないでしょうか。