住宅ローンの変動金利と固定金利

お客様から、「最近金利が上がっているので、住宅ローンを固定金利にしたほうがよいのか。」と相談を受けました。「まず、住宅ローンは、固定金利は長期金利に影響を受けること、変動金利は短期金利に影響を受けることを説明し、今、金利が上がっているのは長期金利であり、短期金利は上がっていないこと」を伝えました。住宅ローンは、長期金利に影響を受ける固定ローンから上がります。短期金利は、日銀がマイナス0.1%でずっとコントロールしており、日銀の金融政策が変更にならない限り上昇しません。日銀の金融政策が、今後、短期金利を大幅に引き上げることは、現時点では考えにくいと思われます。「ただでさえ、固定金利の方が変動金利より高いのに、低い利率の変動金利をさらに上昇した固定金利に変えるのは、かなりの負担増になることから、今の金利情勢では変動金利のままの方がよい。」とアドバイスして、納得していただきました。