60歳から運用は遅くない

最近、50代後半の方々からリタイアメントプランニングに関する相談を受けることが増えています。共通する点は、60代からの運用について「遅すぎる」と考え、全く意識していないということです。現在まで貯めた預貯金を年金と組み合わせて、どのように取り崩すかに集中しています。

私のアドバイスは、「60代での運用が遅いということは全くありません。20代のように個別株式に投資するのではなく、確実に資産を形成し利益を取り崩せるよう、シンプルにインデックス型の投資信託に積み立てていけばよい」というものです。

「損するのではないか」と不安に思う方もいますが、絶対の保証はできませんが、金融庁のデータにもあるように、20年単位の長期でインデックス型投信をコツコツ積み立てていけば、過去には損失が発生していない実績があります。運用成績は年利回り2%から8%の範囲で推移しています。60歳から始めても、80歳になるまでに十分な運用成果を得ることが可能です。遅いということは決してありません。

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