退職金はどうしたらよいか④
結論は、第一に、65歳から95歳までの老後人生で、年金にプラス必要となるお金を、普通預金と10年物個人国債に分散して確保しておくことです。65歳からは、年金で足りない金額を流動性のある普通預金から取り崩していきます。そのあと、10年満期になった国債の償還金を取り崩していきます。必要となるお金は、人それぞれの生活実態により異なると思います。わたしの場合は、前回までにお話ししたように、毎月年金にプラス5万円の計画で、普通預金に1000万円、10年物変動個人国債に1000万円を預けています。ただし、普通預金の1000万円は、高熱水量やカード引き落としなど毎日の暮らしで使う生活用の普通預金口座とは、別の口座に預けています。そして、老後の安全資産を確保したら、それ以外のお金を、投資に振り向けます。優先するのは、やはり、売却益が非課税となる積立NISAでの運用であり、積立NISAの枠がいっぱいになったら、一般のインデックス型投資信託を積み立てる方法がベターであると思います。わたしの場合は、積立NISAのインデックス型投資信託4本、それ以外のインデックス型投資信託6本計10本で運用しています。10本全体の現時点でのトータル利回りは、45%ちょっとで、年平均にすると7%くらいになります。わたしは、大きなリスクはとれないシニアの投資は、これくらいの利回りで、十分ではないかと思います。