住宅ローンの変動金利
わたしが住宅ローンの相談の方には、変動金利をおすすめしています。住宅ローンの全期間固定金利の平均は、3.65%です。それに対し、変動金利は0.5%以下のものもたくさんあります。かなりの金利差があるのに加え、現在上昇している金利は長期金利であり、変動金利が連動する短期金利はまだ上がっていません。もちろん、日銀の金融政策の変更により短期金利のマイナスが解除されれば、多少上昇することはあり得ますが、急激な上昇は考えづらいと思います。わたしの個人的な私見ですが、バブル崩壊のひとつの要因となった2%以上金利を引き上げるような急激な引き上げは、市場などにたいへんな混乱が起きると想定されるので、しないと思います。現実的には、0.5%~1%くらいの変動金利の上昇に備え、繰上げ返済用のキャッシュを準備するのがよいと思います。金利が上昇したときに一定の金額を繰上げ返済すると、元金と利息が減り毎月の返済額を繰上げ返済前と同じ水準にすることができます。
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